中国を
中心とした
新型コロナウイルスの
感染拡大を
受け、
日本産婦人科感染症学会は、
妊婦や
妊娠を
希望する
女性に対し、
注意を
呼びかける
文書を
出しています。
この中では
新型コロナウイルスによる
感染症について、
現時点では
特に妊婦が
重症化しやすいといった
情報や
胎児に
障害が
出たという
報告はないとして、
過度な
心配は
不要としています。
ただ一般的に妊婦は肺炎になると重症化するおそれがあるため、注意を呼びかけています。
予防策としては
▽外出後や食事の前など、こまめに流水とせっけんで手洗いをすることやアルコールなどの消毒薬が効果があるとしています。
ほかにも、
▽発熱やせきなどの症状がある人との不必要な接触を避けること、
▽なるべくマスクをつけること、
▽手や指を不用意に口や鼻などにもっていかないことなどを挙げています。
文書をまとめた日本大学医学部の早川智教授は「マスクはあればしたほうがよいが、予防にはこまめにせっけんで手を洗い、自分のハンカチかきれいなペーパータオルでふくことがいちばん大切だ。また必要のない時には人混みに行かないことも心がけてほしい。妊婦は不安になる人も多いと思うが、感染症が流行するときにはさまざまなデマが発生するので正確な情報をもとに行動してほしい」と話しています。