先月の
台風19
号と
その後の
大雨による
農林水産関係の
被害額が5
日朝の
時点で2000
億円を
超えました。
9月の
台風15
号による
被害額と
合わせると2500
億円を
上回っていますが、
被害額は
今後さらに
増える見通しです。
農林水産省によりますと、
先月の
台風19
号と
その後の
大雨による
農林水産関係の
被害額は、
5日午前8時の
時点で、38の
都府県で
合わせて2024
億5000
万円となりました。
▽ため池や用水路など農業用施設の被害が1万4000か所以上に上り被害額は813億円、
▽コメやりんごなど農作物の被害は1万6000ヘクタールに及び、被害額は118億円、
▽林道や木材加工の施設など林業関係の被害は595億円、
▽漁港の施設など水産関係の被害が101億円、となっています。
被害額は、浸水の被害が広範囲に及んだ地域を中心にさらに増える見通しです。
また9月の台風15号による被害額は509億円に上り、台風19号とその後の大雨の影響と合わせると被害額は2500億円を超えています。
江藤農林水産大臣は5日の閣議のあとの記者会見で「被災した人の傷は深く復旧には時間がかかると思う。今週中に政府としてパッケージでの支援策を発表する予定で、被災者を力づけるものになればと考えている」と述べました。