6日夜、アメリカ
軍の
F16
戦闘機が
青森県の
訓練場の
外に
模擬弾を
落下させ、
防衛省は
地元に
連絡するとともに
詳しい状況の
確認を
進めています。
防衛省によりますと、
6日午後6時半ごろ、
青森県の
三沢市と
六ヶ所村にまたがる「
三沢対地射爆撃場」の
周辺で、
アメリカ軍三沢基地に
所属する
F16
戦闘機が、
誘導弾を
落下させたとアメリカ
側から
連絡があったということです。
アメリカ側の説明では、落下したのは爆発のおそれのない「模擬弾」で、その後、射爆撃場の外の六ヶ所村の民有地で見つかったということです。
民間への被害の情報は確認されていないということです。
防衛省は、地元自治体に連絡するとともに、アメリカ軍に問い合わせて当時の経緯や詳しい状況の確認を急いでいます。
在日米軍ツイッターで「原因は調査中」
アメリカ軍のF16戦闘機が青森県の訓練場の外に模擬弾を落下させたことについて在日アメリカ軍司令部は7日、ツイッターで「水曜日の夜、三沢基地のF16が訓練中に射爆撃場から5キロの場所で部品を落下させた。事故の原因は調査中で、在日米軍は合意にしたがってけさ日本政府に通知した」というコメントを発表しました。
また在日アメリカ軍司令部では「けがや損傷の報告はない」としています。
落下物は六ヶ所村内にか
三沢防衛事務所などによりますと、アメリカ軍のF16戦闘機の落下物は六ヶ所村にある内沼の北側に落ちたということです。
内沼は「三沢対地射爆撃場」の西数キロの所にあり、現在、村や三沢防衛事務所の職員が現場周辺を調べているということです。
「三沢対地射爆撃場」とは
「三沢対地射爆撃場」は青森県の三沢市と六ヶ所村にまたがるアメリカ軍が管理する訓練施設です。
防衛省東北防衛局によりますと、本州で唯一、空から地上への射撃や爆撃の訓練が行える施設で、自衛隊とアメリカ軍が共同で使用し、射撃訓練や模擬の爆弾投下訓練などを行っています。
アメリカ軍三沢基地の北およそ20キロの位置にあり、面積はおよそ766万平方メートル、東京ドーム164個分の広さがあります。