ことし
5月、
大津市の
交差点で
信号待ちをしていた
保育園児の
列に
車が
突っ込み16
人が
死傷した
事故で
交差点の
安全対策が
課題と
なる中、
歩行者の
通行を
妨げずに
車の
歩道への
侵入を
防ぐポールが
開発され、
自治体などから
注目を
集めています。ことし
5月、
大津市の
交差点で
信号待ちをしていた
保育園児の
列に
車が
突っ込んだ
事故では
園児2人が
亡くなり、14
人が
重軽傷を
負いました。
この事故を受け、歩行者の通行を妨げるガードレールが設置できない交差点の安全対策が課題になり、各地の自治体ではポールの設置を検討する動きが相次いでいます。
ただポールには強度や構造などの基準がなく、車が衝突しても実際に止めることができるかの裏付けはありませんでした。
こうした中、大阪市にある製造メーカーでは実際に時速40キロの乗用車を衝突させる実験を行ったうえで車を止めることができるポールを開発しました。
このポールは内部に小さな複数のパイプを入れて強度を高めていて、1メートルの深さにくいを打ち込むことで比較的簡単に設置できるということで、自治体からの問い合わせも相次いでいるということです。
国土交通省によりますと交通事故防止を実証したポールが開発されたのは国内で初めてだということです。
ポール製造会社「帝金」の奥田浩也営業統括部長は「通学路などでこのポールを活用してもらえたらうれしい」と話しています。