일본어 뉴스: 「天草ジオパーク」地元の協議会が「ジオパーク認定」返上決定

「天草てんぐさジオパーク」地元じもとの協議きょうぎ会かいが「ジオパーク認定にんてい」返上へんじょう決定けってい

Nov 12, 2019 19:11

Furigana

貴重きちょうな地形ちけいや地質ちしつを保護ほごし観光かんこうなどにいかす場所ばしょとして「日本にっぽんジオパーク」に認定にんていされている熊本くまもと県けんの「天草てんぐさジオパーク」について、地元じもとの自治体じちたいでつくる協議きょうぎ会かいが観光かんこう客きゃく増加ぞうかなどの効果こうかがみられないとして、来年らいねん３月さんがつ末まつで認定にんていを返上へんじょうすることを決きめました。日本にっぽんジオパークの認定にんていが返上へんじょうされるのは今回こんかいが初はじめてです。熊本くまもと県けんの「天草てんぐさジオパーク」は、およそ１いち億おく年ねん前まえの恐竜きょうりゅうの化石かせきが見みつかった地質ちしつなどが評価ひょうかされ、平成へいせい26年ねんに「日本にっぽんジオパーク」に認定にんていされた天草あまくさ市しや周辺しゅうへん自治体じちたいの地域ちいきです。

「天草てんぐさジオパーク」は去年きょねん、４よん年ねんごとに行おこなわれる審査しんさで再さい認定にんていは認みとめられたものの、「活動かつどうが不十分ふじゅうぶん」などとして、改善かいぜんが求もとめられ、これを受うけて地元じもとの自治体じちたいでつくる協議きょうぎ会かいで話し合はなしあったところ、「年間ねんかん1000万まん円えん近ちかくの費用ひよう負担ふたんのわりに観光かんこう客きゃく増加ぞうかなどの効果こうかがみられない」などという意見いけんが相次あいついだということです。

そのうえで認定にんてい期間きかんが切きれる来年らいねん３月さんがつ末まつで、認定にんていを行おこなっている「日本にっぽんジオパークネットワーク」から退会たいかいし、認定にんていを返上へんじょうすることを決きめました。

今後こんごは、これまでの成果せいかを活用かつようしながら地元じもとの各かく自治体じちたいが天草てんぐさ地域ちいきの魅力みりょくの発信はっしんに取り組とりくんでいくということです。

「日本にっぽんジオパーク」は全国ぜんこくで44の地域ちいきが認定にんていされていますが、認定にんていが返上へんじょうされるのは今回こんかいが初はじめてです。

天草てんぐさ中村なかむら市長しちょう「事業じぎょう費ひに比くらべ観光かんこうに結び付むすびつかず」

天草あまくさ市しの中村なかむら五木いつき市長しちょうは「ジオパークに認定にんていされてから２に市し１いち町まちで１いち億おく1000万まん円えんを事業じぎょうの実施じっしに使つかっている。しかし、国民こくみんにあまり認知にんちされておらず観光かんこう事業じぎょうにも結び付むすびついていない。これがわれわれの決定けっていの理由りゆうの１ひとつだ」と話はなしています。

ジオパークネットワーク「仲間なかまがやめるのは残念ざんねん」

日本にっぽんジオパークネットワークの斉藤さいとう清一せいいち事務じむ局長きょくちょうは「ジオパークは新あたらしい取り組とりくみで認知にんち度どはまだ高たかくなく、認定にんていされたとたんに交流こうりゅう人口じんこうが増ふえるものでないことは最初さいしょから分わかっていたと思おもう。天草てんぐさジオパークのもとになった御所浦ごしょのうら地域ちいきは、日本にっぽんのジオパーク活動かつどうに当初とうしょから関かかわっており、仲間なかまがやめるのは残念ざんねんだ」と話はなしています。