兵庫県尼崎市で
神戸山口組系の
暴力団幹部が
飲食店を
出た
直後に
男に
自動小銃で
撃たれて
殺害された
事件で、
男が
事件の
数日前から
複数回、
現場の
店を
訪れていた
疑いが
あることが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警察は
男を
殺人の
疑いで
再逮捕し、
一連の
行動を
調べることにしています。
27日、尼崎市の繁華街で神戸山口組系暴力団の古川恵一幹部(59)が飲食店を出た直後に自動小銃で撃たれて殺害された事件では、現場から逃走した車が京都市内で見つかり、車に乗っていた山口組の関係者とみられる朝比奈久徳容疑者(52)が銃刀法違反などの疑いで逮捕されました。
朝比奈容疑者は29日午後、殺人の疑いで再逮捕され、尼崎市の警察署に身柄を送られました。
捜査関係者によりますと、朝比奈容疑者は事件3日前の今月24日、尼崎市内で事件に使われたレンタカーを1週間の予定で借りていました。
さらにレンタカーを借りて以降、事件までの間に現場のすぐそばの飲食店を複数回訪れていた疑いがあることが分かりました。
この飲食店は古川幹部の親族が経営し、本人も頻繁に訪れていたということで、警察は朝比奈容疑者が襲撃する機会をうかがっていたとみて、一連の行動や組織の関与がなかったかを詳しく調べることにしています。