神奈川県内を
走る相模鉄道は
利便性や
沿線の
価値を
向上させようと、
JR東日本との
直通運転によって30
日から
都内に
乗り入れることになり、30
日朝、
海老名駅から
東京・
新宿駅に
向かう一番列車が
出発しました。
上りの
一番列車が
出発する
海老名駅には、29
日夜から
鉄道ファンが
行列をつくり、30
日朝5時半ごろ
ホームで
直通運転を
祝うテープ
カットが
行われました。
一番列車に孫と乗るため早起きして訪れたという女性は、「渋谷などいろいろなところに1本で行けるようになってうれしい。一番列車に乗れると思うと、わくわくする」と話していました。
午前5時43分、駅長が出発進行の合図をすると、ネイビーブルーの車体の一番列車が新宿駅に向けて出発しました。
直通運転は、横浜市保土ケ谷区の相鉄線の西谷駅から横浜市神奈川区に新設された羽沢横浜国大駅付近まで、およそ2.7キロの「相鉄・JR直通線」が完成したことによって可能になりました。
上下92本を主に海老名・新宿間で運行し、朝の一部の列車はさいたま市の大宮方面へも直通します。
30日開業した連絡線は、さらに延伸され、東海道新幹線の新横浜駅を経由して東急電鉄の日吉駅までを結ぶ「相鉄・東急直通線」がおよそ3年後に開業する予定で、さらなる利便性の向上が期待されています。