1日から
師走。
東京では、
冬の
訪れを
告げる「
木枯らし
1号」の
発表がないまま
冬を
迎えました。
2年連続で
木枯らし
1号が
吹かなかったのは、
統計が
残る昭和26
年以降初めてです。「
木枯らし
1号」は、
気象庁が
東京と
近畿地方で
発表していて、
東京では10
月半ばから11
月末までに
西高東低の
冬型の
気圧配置となって
北寄りの
風が
吹き、
最大風速がおおむね
8メートル以上に
達することを
基準としています。
気象庁によりますと、近畿地方では先月4日に木枯らし1号が吹きましたが、東京では対象期間の最終日となる先月30日も基準を満たす風が吹かず、ことしの木枯らし1号は「発生せず」となりました。
統計が残る昭和26年以降、木枯らし1号が吹かなかったのは6回目で、2年連続は初めてだということです。
気象庁は「ことしは高気圧に覆われる日が多く、冬型の気圧配置が強まらなかった」としています。
気象庁の長期予報によりますと、この冬は寒気の南下が弱く、冬型の気圧配置が長続きしないと予想され、全国的に気温は平年並みか高くなる見込みだということです。