香港では
1日、
大規模な
抗議活動が
行われ、
警察が
催涙弾を
発射して
デモ隊を
強制排除する
事態となりました。
政府が
市民の
要求に
応じる姿勢を
見せないなか、
抗議活動が
再び活発化する
可能性も
指摘されています。
香港では
1日、アメリカで
香港での
人権と
民主主義の
確立を
支援する「
香港人権法」が
成立したことを
歓迎する
大規模な
集会が
開かれた
ほか、
主催者の
発表で38
万人が
参加して、
行政長官の
直接選挙の
導入などを
求めるデモ行進が
行われました。
一連の抗議活動では夕方以降、一部の参加者が警察に向かってレンガを投げたなどとして警察が催涙弾を発射しました。
香港メディアによりますと、夜になってからは若者らが火炎瓶を投げたり、中国寄りと見なされた飲食店を壊したりしたということです。
香港では、区議会議員選挙を控えた先月19日以降、10日余り警察とデモ隊の大きな衝突は起きていませんでしたが、選挙のあと、初めての週末となった1日と11月30日は、警察が再び催涙弾を使って強制排除に乗り出す事態となっています。
先月24日の区議会議員選挙では、政府に批判的な立場をとる民主派が圧勝しましたが、香港政府は市民のさらなる要求には応じない姿勢を崩しておらず、多くの市民がいらだちを募らせています。
今月8日には、100万人規模のデモを主催した民主派団体が再びデモを計画していて、政府や警察の対応次第では、抗議活動が再び活発化する可能性も指摘されています。