ローマ
教皇として38
年ぶりの
訪日を
果たしたローマ・カトリック
教会のフランシスコ
教皇は、
帰国後、
初めての
日曜礼拝で、
世界各国で
年末商戦が
過熱していることを
受けて、
行き過ぎた
消費主義は「ウイルスだ」と
警鐘を
鳴らしました。
クリスマスシーズンに
入り、
買い物客が
増える時期を
迎え、
欧米を
中心に
多くの
人たちが
お目当ての
商品をめがけて
年末商戦が
行われている
デパートなどに
詰めかけます。
こうした中、ローマ教皇として38年ぶりの訪日を果たしたフランシスコ教皇は1日、バチカンで行われた帰国後初めての日曜礼拝で、「物のために暮らしても決して満足することはない。欲望が膨らみ、それを得られなかった人は常に満たされず怒りを感じる。消費主義は信仰をむしばむウイルスだ」と批判しました。
そのうえで、「消費主義では、持っている物で人生が決まってしまうと信じるようになってしまう」と述べ、行き過ぎた消費主義に警鐘を鳴らしました。
日曜礼拝が行われた1日は、アメリカでどんな店でも売り上げが増えて黒字になるとされる感謝祭翌日の「ブラックフライデー」と、その翌週のネット通販のセール「サイバーマンデー」の間にあたり、フランシスコ教皇は、過熱する年末商戦を戒めた形です。