アメリカの
トランプ大統領が
NATOの
首脳会議で
予定していた
記者会見を
突然、
中止しました。
これに
先立って
一部の
首脳が
トランプ大統領と
記者との
やり取りをやゆするような
会話をしていた
様子が
報じられていて、
首脳間の
不信感が
改めて浮き彫りになりました。
アメリカの
トランプ大統領は
4日、イギリスで
開かれた
NATO=
北大西洋条約機構の
締めくくりとして
予定していた
記者会見の
直前、ツイッターで「
記者会見は
開かない」と
突然の
中止を
発表しました。
トランプ大統領を巡っては、これに先立って前夜の晩さん会で一部の首脳がトランプ大統領と記者とのやり取りをやゆするような会話をしていた様子がメディアで一斉に報じられていました。
映像には、カナダのトルドー首相がフランスのマクロン大統領やイギリスのジョンソン首相との会話で、トランプ大統領との個別の会談を念頭に、「冒頭で40分も記者と話し続けた」と説明したあと、「トランプ大統領の発言で側近たちのあごが床に落ちるのが見える」と話す様子がとらえられています。
これに対し、トランプ大統領はトルドー首相は「裏表がある」と述べて非難し、記者会見中止の発表の際にも「2日間で十分話した」といらだちをあらわにしました。
今回の首脳会議ではトランプ大統領とヨーロッパ各国の首脳がどのように結束を示せるかも焦点となっていましたが、最後に首脳間の不信感が改めて浮き彫りになる結果となりました。