インフルエンザの
流行が
広がってきていて、
国立感染症研究所によりますと、
1週間の
患者の
数は、
今シーズン初めてすべての
都道府県で
増加しました。
今シーズンは
流行の
時期が
例年より
早くなっていて、
専門家は「
流行のピークに
向けて、
患者の
急増が
続くと
考えられる。
手洗いなど対策を
徹底してほしい」と
呼びかけています。
国立感染症研究所によりますと、
今月1日までの
1週間に、
全国およそ5000の
医療機関を
受診したインフルエンザの
患者は、
2万7393
人でした。
その結果、1医療機関当たりの患者数は5.52人で、全国の患者数は推計で18万4000人と、前の週に比べておよそ8万人増えました。
1医療機関当たりの患者数を都道府県別に見ますと、
▽最も多い北海道が16.76人、
▽青森県が15.48人、
▽石川県が10.52人、
▽富山県が10.42人、などとなっていて、
今シーズン初めて、すべての都道府県で増加しました。
今シーズンは流行の時期が例年より数週間から1か月ほど早くなっていて、休校や学級閉鎖は全国で933施設と、前の週の1.9倍、去年の同じ時期のおよそ9倍に上り、子どもを中心に流行が広がっています。
国立感染症研究所の砂川富正室長は「今後、流行のピークに向けて、患者の急増が続くと考えられる。子どもからお年寄りまで、手洗いやせきのエチケットを徹底し、感染の予防や拡大の防止に努めてほしい」と話しています。