일본어 뉴스: 俳優の田中邦衛さん死去 88歳「北の国から」などで存在感

俳優はいゆうの田中たなか邦衛くにえさん死去しきょ 88歳さい「北きたの国くにから」などで存在そんざい感かん

Apr 2, 2021 18:04

Furigana

テレビドラマ「北きたの国くにから」や「新選しんせん組ぐみ！」、映画えいが「学校がっこう」など、数々かずかずの作品さくひんで存在そんざい感かんのある役柄やくがらを演えんじて親したしまれた俳優はいゆうの田中たなか邦衛くにえさんが、先月せんげつ24日にち、老衰ろうすいのため亡なくなりました。88歳さいでした。

田中たなか邦衛くにえさんは昭和しょうわ7年ねんに岐阜ぎふ県けんで生うまれ、昭和しょうわ30年ねん、劇団げきだん「俳優座はいゆうざ」の養成ようせい所しょに入はいりました。

昭和しょうわ32年ねんに「純愛じゅんあい物語ものがたり」で映画えいがデビューし、昭和しょうわ36年ねんから始はじまった映画えいが「若わか大将たいしょう」シリーズでは加山かやま雄三ゆうぞうさん演えんじる主人公しゅじんこう「若わか大将たいしょう」のライバル「青大将あおだいしょう」の役やくを演えんじて、存在そんざい感かんあふれるコミカルな演技えんぎで人気にんきを集あつめました。

その後そのごも、映画えいが化かもされた民放みんぽうの人気にんきドラマ「若者わかものたち」で両親りょうしんを亡なくした5人にんきょうだいの長男ちょうなんの役やくを演えんじたほか、ヤクザ映画えいがの「網走あばしり番外ばんがい地ち」シリーズや「仁義じんぎなき戦たたかい」シリーズでは、悪役あくやくとしても存在そんざい感かんを見みせるなど、幅広はばひろい役柄やくがらを演えんじました。

中なかでも、昭和しょうわ56年ねんに始はじまった民放みんぽうのドラマ「北きたの国くにから」のシリーズでは、北海道ほっかいどう富良野ふらの市しの大だい自然しぜんの中なかで息子むすこと娘むすめの成長せいちょうを見守みまもる寡黙かもくな父親ちちおやの役やくを20年ねん以上いじょうにわたって演えんじ、温あたたかみのある演技えんぎで幅広はばひろい年代ねんだいの視聴しちょう者しゃをひきつけました。

また、平成へいせい5年ねんに公開こうかいされた山田やまだ洋次ようじ監督かんとくの映画えいが「学校がっこう」では夜間やかん学校がっこうに通かよう中年ちゅうねん男性だんせいを熱演ねつえんし、日本にっぽんアカデミー賞しょうの最優秀さいゆうしゅう助演じょえん男優だんゆう賞しょうを受賞じゅしょうしました。

このほか、平成へいせい16年ねんのNHKの大河ドラマたいがどらま「新選しんせん組ぐみ！」では近藤こんどう勇いさむの養父ようふ、周しゅう斎ひとしの役やくを演えんじ、平成へいせい17年ねんにNHKスペシャルで放送ほうそうされた終戦しゅうせん60年ねん企画きかくのドラマ「象ぞう列車れっしゃがやってきた」では戦時せんじ中ちゅうの動物どうぶつ園えんで象ぞうを守まもり続つづけた飼育しいく員いんを演えんじました。

平成へいせい11年ねんに紫綬しじゅ褒章ほうしょう、平成へいせい18年ねんには旭日きょくじつ小しょう綬章しょうを受章じゅしょうしています。

田中たなかさんは、平成へいせい22年ねんに公開こうかいされた映画えいが「最後さいごの忠臣蔵ちゅうしんぐら」に出演しゅつえんし、平成へいせい24年ねんに亡なくなった俳優はいゆうの地井ちい武男たけおさんのお別わかれの会かいに姿すがたを見みせていましたが、その後そのご、俳優はいゆう活動かつどうから遠とおざかっていました。