日産自動車のカルロス・ゴーン
会長が、
金融商品取引法違反の
疑いで
逮捕された
事件で、
東京地検特捜部が
日産のCOO=
最高執行責任者を
務めた
志賀俊之取締役から
任意で
事情を
聴いていることが
分かりました。
志賀取締役は、COOとしてゴーン
会長を
支えた
経験があり、
当時の
社内の
状況や
不透明な
資金の
流れなどについて
説明を
求めたものとみられます。
日産自動車の
会長、カルロス・ゴーン
容疑者(64)は、
有価証券報告書にみずからの
報酬を
少なく
記載していたとして、
金融商品取引法違反の
疑いで
逮捕され、
東京地検特捜部は、
法人としての
日産についても
刑事責任を
問う方向で
検討しています。
関係者によりますと、特捜部は21日、5年前まで日産のCOO=最高執行責任者を務めていた志賀俊之取締役から任意で事情を聴いているということです。
志賀取締役は日産の日本人トップのCOOとして、ゴーン会長を支えた経験があり、21日正午ごろ、NHKの取材に対し「検察に呼ばれて来ました」と述べ、検察庁の庁舎に入りました。
特捜部は、当時の社内の状況や不透明な資金の流れなどについて説明を求めたものとみられます。
関係者によりますと、巨額のうその記載は、ともに逮捕された代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者(62)が、ほかの執行役員に指示するなどして行われた疑いがあるということで、特捜部は今後、日産の西川廣人社長からも任意で事情を聴き、不透明な資金の流れの実態解明を進めるものとみられます。
日産「コメントできない」
東京地検特捜部が、日産のCOO=最高執行責任者を務めた志賀俊之取締役から任意で事情を聴いていることについて、日産自動車は「現時点でコメントできない」としています。