3年前、
大阪 寝屋川市の
中学1年生の
少女と
少年が
遺体で
見つかった
事件で、
殺人の
罪に
問われている
男の
裁判員裁判で、
検察は「
被告の
主張は
荒唐無稽で
更生の
可能性はない」として
死刑を
求刑しました。
山田浩二被告(48)は
平成27
年8月、
大阪 寝屋川市の
中学1年生、
平田奈津美さん(13)と
星野凌斗さん(12)を
殺害したとして
殺人の
罪に
問われています。
今月1日から大阪地方裁判所で行われてきた裁判員裁判で、山田被告は星野さんは突然の体調不良で死亡したと主張し、平田さんについては死亡させたことを認めたものの殺意を否定しています。
21日の午前の審理で検察は「遺体を鑑定した医師の証言などから、2人が首を強い力で絞め続けられ死亡したことや、被告に殺意があったことは明らかになった。犯行や殺意を否定する被告の主張は荒唐無稽で不自然、不合理だ」と述べました。
そして「まず何らかのトラブルが起きて星野さんを殺害し、その後、平田さんを口封じのために殺害したと合理的に推認できる」と述べました。
そのうえで「面識のない中学生2人を会ったその日に殺害している。極めて残虐、悪質で、生命の軽視は著しい。更生の可能性はなく、死刑は回避できない」として死刑を求刑しました。
午後には弁護側と被告本人が意見を述べてきょうで審理が終わることになっています。