일본어 뉴스: 大谷翔平選手会見「右ひじ手術後の経過すごく順調」

大リーグだいり-ぐでも投打とうだの二刀流にとうりゅうで活躍かつやくし、アメリカンリーグの新人しんじん王おうに輝かがやいたエンジェルスの大谷おおや翔しょう平ひら選手せんしゅが22日にち、都内とないで記者きしゃ会見かいけんを行おこないました。大谷おおや選手せんしゅは「シーズンを終おえていろいろあったが、１いち年間ねんかん充実じゅうじつしてやることができた」と述のべたうえで、手術しゅじゅつした右みぎひじについて、「経過けいかはすごく順調じゅんちょうで、およそ２にか月かげつたったが日常にちじょう生活せいかつは特とくに不自由ふじゆうない」と話はなしました。日本ハムにほんはむからことし大リーグだいり-ぐのエンジェルスに移籍いせきした大谷おおや選手せんしゅは、ピッチャーとして４よん勝しょうをマーク、バッターとしても１いち年ねん目めの日本にっぽん選手せんしゅとして最多さいたの22本ほんのホームランを打うち、現地げんちでも「ベーブ・ルース以来いらいの本格ほんかく的てきな二刀流にとうりゅう」として高たかく評価ひょうかされ、アメリカンリーグの新人しんじん王おうに輝かがやきました。

大谷おおや選手せんしゅはシーズン終了しゅうりょう後ごの先月せんげつ１いち日にち、右みぎひじのじん帯じんたいを修復しゅうふくする手術しゅじゅつを受うけて、リハビリに取り組とりくんでいます。

こうした中なか、ことし２月にがつにアメリカに渡わたってから初はじめて帰国きこくした大谷おおや選手せんしゅは22日にち、都内とないの日本にっぽん記者きしゃクラブで記者きしゃ会見かいけんを行おこないました。

「いいシーズンだった」

この中なかで大谷おおや選手せんしゅは今こんシーズンを振り返ふりかえり、「１いちシーズンを終おえていろいろあったが、１いち年間ねんかん充実じゅうじつしてやることができた。いいシーズンだったなと思おもえるシーズンを送おくれたかなと思おもう」と話はなしました。

また右みぎひじを手術しゅじゅつしたことについて「ひじにメスを入いれるのに抵抗ていこうはもちろんあった。入いれない方ほうがいいのかなと思おもっていたが、長期ちょうき的てきに見みたときに、不安ふあんなくマウンドで自分じぶんのパフォーマンスを出だせるのが一番いちばんだと思おもったのでそのために必要ひつような手術しゅじゅつをすることにした。手術しゅじゅつ後ごの経過けいかはすごく順調じゅんちょうで、およそ２にか月かげつたったが日常にちじょう生活せいかつは特とくに不自由ふじゆうない。最初さいしょの１いちか月かげつは右手みぎてが使つかえず苦労くろうしたが、今いまはそれほど不自由ふじゆうはない。復帰ふっきに向むかう過程かていでもそう思おもえるようリハビリしていきたい」と述のべました。

「人間にんげんとしてすばらしい選手せんしゅが多おおい」

また、大谷おおや選手せんしゅは「2016年ねんに『世界せかい一いちの選手せんしゅになりたい』と言いっていたが、具体ぐたい的てきにどういう数字すうじを残のこせば世界せかい一いちと考かんがえるか」と問とわれると、「まだ１いち年ねん目めなので、現役げんえきを引退いんたいする頃ころにそうなるのではないのかと思おもう。自分じぶんがそう思おもうのか、周まわりが評価ひょうかするのかわからないが、１いち年ねんで見みえるものではなく、そこに向むかって頑張がんばって行いくことは変かわらないが、５ご年ねん、10年ねんやって見みえてくるものなのではないかなと思おもう」と答こたえました。

また、この１いち年間ねんかんで学まなんだことについて、「上うえに行いけば行いくほど、人間にんげんとしてすばらしい選手せんしゅが多おおいなと感かんじる。日本にっぽんでもアメリカでも関係かんけいなく雰囲気ふんいきや接せっし方かたなど見習みならうべきところが多おおいのではないかなと思おもう」と話はなしていました。

さらに、「大リーグだいり-ぐとプロ野球やきゅうにどのくらい差さがあるかと言いうことは行おこなってみないとわからないことも多おおい。文化ぶんかも含ふくめて違ちがうし、レベルも技術ぎじゅつも、スピードも、総合そうごう的てきに高たかいなと感かんじた」と述のべました。

「術後じゅつごのトレーニングは次つぎのステップのため」

右みぎひじの手術しゅじゅつ後ごのトレーニングについては「順調じゅんちょうに来きていると仮定かていして、今いまのメニューはランニングを含ふくめた有ゆう酸素さんそトレーニングや下半身かはんしん、体からだ幹みき、そして右腕うわんを使つかわないトレーニングは出来できる。右腕うわんも軽かるい負荷ふかのかかった抵抗ていこう運動うんどうはできる。継続けいぞく的てきにやるのは、右みぎひじの曲まげ伸のばし。実戦じっせん復帰ふっきには１いち週間しゅうかん、２に週間しゅうかんのリハビリの進行しんこう具合ぐあいによって全然ぜんぜん変かわってくる。今いまは次つぎのステップに進すすめるようにやっていきたい」と述のべました。

「新人しんじん王おう記者きしゃやファンに感謝かんしゃ」

新人しんじん王おうを受賞じゅしょうしたことについては「率直そっちょくにうれしかった。中継ちゅうけいでつながっていてリアルタイムで見みることができた。投票とうひょうしてくれた記者きしゃや応援おうえんしてくれたファンに感謝かんしゃしている。同おなじリーグで１いち年間ねんかんプレーしてすばらしい成績せいせきを残のこした選手せんしゅがいる中なかで、受賞じゅしょうしてうれしいと同時どうじに、最終さいしゅう的てきな３さん人にんに選えらばれた時点じてんでうれしかった。そのくらいレベルの高たかいところでできてよかったなと思おもう。受賞じゅしょうしたことでいろんな方ほうから連絡れんらくが来きてありがたいなと思おもった」と感想かんそうを述のべました。

「印象いんしょうに残のこった場面ばめんは初はつ登板とうばんと初はつホームラン」

このシーズンで最もっとも印象いんしょうに残のこった場面ばめんについて、大谷おおや選手せんしゅは「ピッチャーとしては初はつ登板とうばんの時ときは緊張きんちょうしてマウンドに上あがったので、結果けっかよりは、ゲーム自体じたいが印象いんしょうに残のこっている。バッターでは、初はつホームランがホームで打うてたのですごく印象いんしょうに残のこり、うれしかった」と述のべました。

結婚けっこんの予定よてい「まったくもってない」

大谷おおや選手せんしゅは結婚けっこんの予定よていについて聞きかれると「まったくもってない」と述のべました。また、何なん歳さいくらいで結婚けっこんしたいかという質問しつもんに対にたいしても「ないです」と少すこし笑わらいながら話はなしました。

日にち米べい野球やきゅうの違ちがい「いちばんは技術ぎじゅつ」

大谷おおや選手せんしゅは、日本にっぽんとアメリカで野球やきゅうの違ちがいをどう感かんじたか聞きかれ、「いちばんは技術ぎじゅつかなと思おもう。フィジカルが違ちがうのはもちろん見みていればわかるが、自分じぶんが考かんがえていた以上いじょうに技術ぎじゅつがある。自分じぶんが変かわっていって、よりよい方向ほうこうに変化へんかしないとついていけない部分ぶぶんが出でてくることを理解りかいするのに時間じかんがかかった。できるだけ自分じぶんのやり方やりかたでやっていきたかったので、その葛藤かっとうはすごくあった」と答こたえていました。

「東京とうきょう五輪ごりん出場しゅつじょうしてみたい」

東京とうきょうオリンピックへの出場しゅつじょうについて、大谷おおや選手せんしゅは「もちろん、日本にっぽんで開催かいさいされることにすごく興味きょうみを持もっているし、出場しゅつじょうしてみたいなという気持きもちがあるのは普通ふつうのことではないかなと思おもいます」と述のべました。

「マイク・トラウト選手せんしゅから見習みならうところ多おおい」

大谷おおや選手せんしゅは、エンジェルスの印象いんしょうと最もっとも影響えいきょうを受うけた選手せんしゅについて聞きかれ、「チームに入はいった第だい１いち印象いんしょうはみんなすごくいい人ひと、気きさくな人ひとが多おおく、向むこうから話はなしかけてもらったり気きを遣やってくれたりした。それは１いち年間ねんかん全まったく変かわらず、いいチームに入はいって野球やきゅうができてよかったなという感想かんそうを持もっている。また、多おおくのスター選手せんしゅがいて、みんなから刺激しげきを受うけたが、マイク・トラウト選手せんしゅは球界きゅうかいを代表だいひょうするトップの選手せんしゅで、技術ぎじゅつも人間にんげん性せいもすばらしい。見習みならうところも多おおい選手せんしゅかなと思おもう」と話はなしていました。

投手とうしゅか打者だしゃか「今いまの時点じてんで全まったく考かんがえていない」

大リーグだいり-ぐでの投打とうだの二刀流にとうりゅうを、ピッチャーかバッターのどちらかに絞しぼる考かんがえはあるかという質問しつもんについて、大谷おおや選手せんしゅは「今いまの時点じてんでは全まったく考かんがえていない。最終さいしゅう的てきに代打だいだに専念せんねんする人ひともいれば、守備しゅびをメインにする人ひともいると思おもう。プロの生活せいかつをするうえで、そういう道みちに自然しぜんに入はいっていく人ひともいると思おもう。自然しぜんな流ながれの中なかでどちらかになる可能かのう性せいがあるかもしれないが、今いまの段階だんかいでは全まったくない」と述のべました。

打者だしゃ復帰ふっきの時期じき「今いまの段階だんかいで特定とくていできない」

大谷おおや選手せんしゅはバッターとしての復帰ふっき時期じきについて、「１いち週間しゅうかん、２に週間しゅうかんという単位たんいでトレーナーや医師いしの方ほうとミーティングして、次つぎのステップでやっていこうとなる。スケジュールはあるが、個人こじん差さもあるし、手術しゅじゅつ後ごのリハビリによっても変かわってくる。今いまの段階だんかいで特定とくていはできないかなと思おもう」と話はなすにとどめました。

原はら動力どうりょくは「野球やきゅう好すき」

野球やきゅうを通をとおして前まえに進すすむ姿勢しせいの原げん動力どうりょくは何なにかと問とわれると、大谷おおや選手せんしゅは「野球やきゅうを始はじめた頃ころからすごく野球やきゅうが好すきだったし、それは今いまになってもあまり変かわらない。小ちいさい頃ころは野球やきゅうをするのが週しゅうに２に回かいくらいだったが、次つぎの週末しゅうまつになるのが楽たのしみでしかたがないという気持きもちが今いままで続つづいていると思おもう。毎日まいにち球場きゅうじょうに行いくのもグラウンドでプレーするのも楽たのしかったのでその延長えんちょう線せん上じょうではないかなと思おもう」と話はなしました。

ベーブ・ルース選手せんしゅ「個人こじん的てきには神話しんわの中なかの人物じんぶつ」

大谷おおや選手せんしゅは、投打とうだの二刀流にとうりゅうで活躍かつやくしたベーブ・ルース選手せんしゅについての印象いんしょうを聞きかれ、「よく比較ひかくしていただいているが、個人こじん的てきには神話しんわの中なかの人物じんぶつだと思おもうので、今いまの自分じぶんの実力じつりょくでは意識いしきすることはない。比較ひかくされるようになって当時とうじの成績せいせきがよく出でてきて、すばらしい選手せんしゅだと思おもう。自分じぶんの中なかでは投手とうしゅより打者だしゃの印象いんしょうの方ほうが強つよい。ホームランが出でない時代じだいの中なかであれだけホームランを打うっているのはとてつもない選手せんしゅだったのではないか。時代じだいを代表だいひょうする選手せんしゅという点てんでは、自分じぶんが目指めざすところではないかなと思おもう」と話はなしていました。