重い
障害が
ある人の
働く場を
もっと広げようと、
遠隔操作のロボットが
本人に
代わって
接客にあたる
期間限定のカフェが
都内に
オープンしました。
このカフェはロボット
開発に
取り組むベンチャー
企業などが、
東京・
港区の
日本財団ビルの
1階にオープンさせました。
6つあるテーブルの間を動き回って注文を聞いたり飲み物を運んだりするのは、高さ1メートル余りの3台のロボット。
重い障害がある人が、それぞれ自宅から遠隔操作しています。
カメラとマイクがついていて、操作する人が「おまたせしました」などと客に話しかけたり、会話したりすることもできます。
カフェを訪れた人は「ロボットの向こう側にいる人の姿をイメージできて、ロボットと話している感じがしませんでした」と話していました。
このカフェは来月7日までの期間限定で、現在は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS・筋萎縮性側索硬化症の患者など10人が交代でロボットを操っていますが、今後、改良を重ねて再来年には常設のカフェをオープンさせ、もっと多くの障害者に参加してもらうのが目標です。
ロボットを開発した「オリィ研究所」の吉藤健太朗代表は、「障害がある人でも働けるんだというメッセージを伝えたい」と話していました。