東京 中野区に
ある医療機器製造販売会社が、
海外から
輸入して
販売した
心臓のペース
メーカーなど、
約2万5000
台の
医療機器にセンサーの
不具合があることが
分かり、
この会社は、
医療機関を通じて、
使用している
患者の
経過観察を
行うことになりました。
経過観察の
対象に
なるのは、
東京 中野区の
医療機器製造販売会社、「ボストン・サイエンティフィックジャパン」が、
アメリカから
輸入して
販売した
心臓のペース
メーカー、「アコレード」と「アコレード
MRI」の
2万4639
台と、
心不全の
症状を
改善させるための
医療機器、「ヴァリチュード」の311
台で、
合わせて
2万4950
台です。
東京都によりますと、これらの製品は、平成27年11月25日からことし11月27日まで、全国1254の医療機関などに出荷され、その多くが患者の体内に埋め込まれているということです。
これらの製品では、センサーの一部に不具合があり、患者の脈の強さを誤って認識してしまうということで、そのまま使用すると患者が失神するなどの健康被害の可能性があるということです。
都によりますと、先月には、この製品を使用している患者に心拍数の異常が確認されるケースもあったということです。
医療機器を販売した会社は、対象の機器を使用する患者を特定しているとしていて、医療機関に対して使用している患者の状況を経過観察するよう依頼するということです。
ボストン・サイエンティフィックジャパンは「患者の方をはじめ、関係者の皆様にご迷惑をおかけすることを心よりおわび申し上げます」とコメントしています。