海上自衛隊の
哨戒機が
韓国軍の
艦艇から
射撃管制用レーダーの
照射を
受けた
問題に
関連して、
韓国政府は22
日、この
韓国軍の
艦艇が
遭難した
北朝鮮の
船の
乗組員3人を
救助し
北朝鮮側に
引き渡したと
明らかにしました。
防衛省は20
日、
石川県の
能登半島沖の
日本海で
海上自衛隊の
P1哨戒機が
韓国軍の
駆逐艦から
射撃管制用レーダーの
照射を
受けたと
発表しました。
これに対し韓国国防省は「日本の哨戒機を追跡する目的でレーダーを運用した事実はない」と説明し、関係者は遭難した北朝鮮の船を捜索するため駆逐艦がレーダーを使ったと主張しています。
これに関連して韓国統一省と軍の関係者は22日、20日に日本海で韓国軍の駆逐艦が遭難した北朝鮮の船に乗っていた3人を救助し、1人の遺体とともに南北の軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)を通じて北朝鮮側に引き渡したと発表しました。
この問題について韓国メディアは韓国軍の関係者の話として、「レーダーの範囲内に日本の哨戒機が入ってきたものだ」とか「日本政府の反応は多少、行きすぎだ」などと伝えているほか、「徴用」をめぐる裁判や慰安婦問題で日韓関係が冷え込んでいることが「日本側の強硬な反応」につながっているなどと分析しています。