東京株式市場は28
日、ことし
1年の
取り引きを
終え、
日経平均株価のことしの
終値は、
去年の
年末と
比べて2700
円余り安い2万14
円77
銭でした。
日経平均株価が
年間を通して
値下がりするのは
平成23
年以来、
7年ぶりです。28
日の
東京株式市場は27
日の
取り引きで、ことし
最大の
値上がり
幅となったことを
受け、
当面の
利益を
確保するために
値上がりした
銘柄を
売る動きが
見られました。
日経平均株価、28日の終値は27日より62円85銭安い、2万14円77銭で、去年の年末の終値と比べると2750円17銭、率にして12%の値下がりになりました。
日経平均株価が年間を通して値下がりしたのは、平成23年以来7年ぶりで、デフレ脱却を目指した経済政策、アベノミクスが始まって以降、初めてです。
また、東証株価指数=トピックスは27日より7.54下がって、1494.09で、おととし以来、2年ぶりに年間を通して下落になりました。
1日の出来高は11億9506万株でした。
市場関係者は「世界経済の先行きに対する警戒感は、引き続き根強い。それだけに年末から年明けにかけて発表されるアメリカや中国の経済関連の指標や、それを受けたニューヨーク市場の値動きなどを確かめて、来年の景気をうかがいたいという投資家も多い」と話しています。