アメリカ国防総省は、2000
年に
中東のイエメンでアメリカ
軍の
駆逐艦が
爆破された
事件で、
殺人などの
罪で
起訴されていた
国際テロ
組織の
工作員だった
男を、イエメンで
行った
空爆で
殺害したと
発表しました。
この事件は2000
年10
月、イエメンの
港に
停泊していた
アメリカ軍の
駆逐艦「コール」に
爆発物を
積んだボートが
突っ込んで
爆発し、
兵士ら17
人が
死亡したもので、
事件に
関わったとして、
国際テロ
組織「アルカイダ」の
工作員だったジャマル・バダウィ
被告が、
殺人やテロ
などの
罪でアメリカで
起訴されていました。
アメリカ国防総省は6日、今月1日にイエメンで行った空爆でバダウィ被告を殺害したことが確認されたと発表しました。
トランプ大統領はツイッターに、「駆逐艦コールへの攻撃で犠牲になった英雄たちのためにわれわれの偉大な軍が正義をもたらした。事件の首謀者を殺害した」などと書き込み成果を強調しました。
バダウィ被告は、事件に関連してイエメン当局に拘束され、有罪判決を受けたものの、2006年に刑務所から脱走し、アメリカの司法当局が500万ドル(5億4000万円余り)の懸賞金をかけて行方を追っていました。
アメリカは、これまでも中東のイエメンで空爆を行い、事件に関わったとされるアルカイダのメンバーらを殺害しています。