去年10
月、
宮崎県の
上空を
飛行していた
陸上自衛隊の
輸送ヘリコプターが
およそ1分間にわたって
レーザー光線とみられる
光をあてられ、
操縦していた
副操縦士が
視力の
低下を
訴えて
機長に
操縦を
交代していたことがわかりました。
陸上自衛隊西部方面隊によりますと、
去年10
月、
熊本県の
高遊
原分屯地に
所属する
CH47
輸送ヘリコプターが、
宮崎県諸塚村の
上空で
夜間の
飛行中に
レーザー光線とみられる
緑色の
光をあてられました。
光はおよそ1分間、機体の前方左下からあてられ、操縦していた副操縦士が視力の低下を訴えたということです。
ヘリコプターは、訓練を終えて分屯地に戻る途中だったということで、機長に操縦を交代して分屯地まで戻ったということです。副操縦士の視力は、その後、回復し、異常はないということです。
西部方面隊は警察に被害届けを提出していて「非常に危険な行為で深刻に受け止めている。生命を脅かすおそれがあるのでやめてほしい」としています。
民間の航空機や自衛隊機などにレーザー光線のようなものがあてられたという報告はこれまでも全国で相次いでいます。