Japanese News: イプシロン４号機最大の衛星軌道投入に成功

イプシロン４よん号機ごうき最大さいだいの衛星えいせい軌道きどう投入とうにゅうに成功せいこう

Jan 18, 2019 10:01

Furigana

民間みんかん企業きぎょうや大学だいがくなどが開発かいはつした７なな基きの小型こがた衛星えいせいが搭載とうさいされた日本にっぽんのロケット「イプシロン」の４よん号機ごうきが、18日にち午前ごぜん９きゅう時じ50分ふん、鹿児島かごしま県けんの内之浦うちのうら宇宙うちゅう空間くうかん観測かんそく所しょから打ち上うちあげられました。ロケットは午前ごぜん10時じ40分ふんすぎ、最もっとも大おおきな衛星えいせいを予定よていの軌道きどうに投入とうにゅうすることに成功せいこうしました。「イプシロン」４よん号機ごうきは18日にち午前ごぜん９きゅう時じ50分ふん、鹿児島かごしま県けん肝付きもつき町まちの内之浦うちのうら宇宙うちゅう空間くうかん観測かんそく所しょから打ち上うちあげられ、大おおきな音おとを立たてて発射はっしゃ台だいを離はなれました。

ロケットは１いち段だん目めや２に段だん目めを切り離きりはなして上昇じょうしょうを続つづけ、打ち上うちあげからおよそ51分ふん後ごに高度こうど514キロで、最もっとも大おおきな衛星えいせいを予定よていの軌道きどうに投入とうにゅうすることに成功せいこうしました。

搭載とうさいされたほかの６ろく基きの超ちょう小型こがた衛星えいせいも順番じゅんばんに軌道きどうに投入とうにゅうする計画けいかくです。

「イプシロン」は、活用かつようが広ひろがる小型こがたの人工じんこう衛星えいせいを低ていコストで打ち上うちあげることを目標もくひょうに、ＪＡじぇいえいＸえっくすＡえい＝宇宙うちゅう航空こうくう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうが開発かいはつし、６ろく年ねん前まえに初号しょごう機きが打ち上うちあげられました。

４よん号機ごうきは、全長ぜんちょう26メートル、打ち上うちあげにかかる費用ひようはおよそ55億おく円えんで、民生みんせい品ひんを活用かつようした通信つうしん装置そうちやカメラなどが宇宙うちゅう空間くうかんで使つかえるか実験じっけんするための衛星えいせいや、ベンチャー企業きぎょうが企画きかくした人工じんこう的てきに流れ星ながれぼしを作り出つくりだす衛星えいせいなど、合あわせて７なな基きの小型こがた衛星えいせいが搭載とうさいされました。

今回こんかいの打ち上うちあげでは、民間みんかんの宇宙うちゅう開発かいはつを促進そくしんするため、ＪＡＸＡが打ち上うちあげコストを負担ふたんすることになっていて、「イプシロン」としては初はじめて、複数ふくすうの衛星えいせいを同時どうじに打ち上うちあげました。

見物けんぶつに訪おとずれた人ひとたちは

「イプシロン」の発射はっしゃ場じょうからおよそ３さんキロ離はなれた鹿児島かごしま県けん肝付きもつき町内ちょうないのロケット見学けんがく場じょうには、早朝そうちょうから観光かんこう客きゃくなど大勢たいせいの人ひとたちが集あつまり、ロケットが打うち上あがると大おおきな歓声かんせいや拍手はくしゅがわき起わきおこっていました。

宮崎みやざき県けんから来きた小学しょうがく３さん年ねんの男の子おとこのこは「ロケットは打うち上あがったら、すぐにどこかに行いってしまいました。とてもきれいで、朝あさ２に時じに起おきたかいがありました」と話はなしていました。

鹿児島かごしま県けん志布志しぶし市しから訪おとずれた20代だいの女性じょせいは「ゴゴゴという音おとが鳴なりながら、ロケットがまっすぐ上昇じょうしょうしていく様子ようすがすごかったです」と話はなしていました。

静岡しずおか県けんから観光かんこうで訪おとずれた80代だいの男性だんせいは「打ち上うちあげのときに放はなたれた赤あかい光ひかりが最高さいこうでした。あっという間あっというまに空そらに上あがりましたが、１いち分ふんくらいはっきりと見み続つづけられました」と話はなしていました。

見学けんがく場じょうでは、地元じもとの人ひとたちで結成けっせいされた「内之浦うちのうら創そう星ぼし会かい」のメンバーが、夜明よあけ前まえから集あつまり、訪おとずれた人ひとたちに食べ物たべものや土産物みやげものを販売はんばいする出店しゅってんや地元じもとを紹介しょうかいするブースなどを設もうけました。