世界ランキング4位の大坂選手は2試合連続の逆転勝ちでベスト8入りを果たし、23日の準々決勝でウクライナのエリナ・スビトリナ選手(世界7位)と対戦しました。
スビトリナ選手は粘り強いプレーが持ち味です。去年、女子の年間成績の上位8人で争うツアーファイナルで優勝していて、対戦成績は大坂選手が2勝3敗で2連敗しています。
大坂選手は第1セット、序盤からライン際を突く鋭いフォアハンドで相手を左右に揺さぶってポイントを重ね、相手のサービスゲームを先にブレークしました。
その後はお互いのサービスゲームをブレークし合う展開となりましたが、大坂選手はネット際のボールにも素早い反応を見せて6-4で取りました。
第2セットは、相手のセカンドサーブに対してベースラインの中に入ってプレッシャーをかけ、粘り強いフットワークもさえて6-1で取りました。
大坂選手はセットカウント2対0のストレート勝ちで準決勝に進み、この大会で初めて、四大大会では去年の全米オープンに続き2大会連続のベスト4入りを果たしました。
世界ランク3位以内が確定 男女通じて初
全豪オープンの女子シングルスで日本選手がベスト4入りするのは、1994年の伊達公子さん以来25年ぶりで、大会後の世界ランキングでは現在の制度になって以降、男女を通じて日本シングルス初となる3位以内が確定しました。
大坂選手は準決勝では、去年の全米オープン決勝で戦った元世界女王、アメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手とチェコのカロリーナ・プリシュコバ選手(世界8位)の勝者と対戦します。
大坂選手は、このあとの準々決勝の結果によっては、全米オープンの決勝で対戦したセリーナ・ウィリアムズ選手と準決勝で当たる可能性があることを踏まえ、「今はとてもコンディションがいい。次の相手がセリーナ・ウィリアムズ選手になれば、私はとても興奮します」と話していました。