東京都内ではインフルエンザの
患者の
増加が
続き、
今月27
日までの
1週間で、
1医療機関当たりの
患者数がこれまでで
最も多くなったことが
分かりました。
東京都はこまめな
手洗いなどの
対策の
徹底に
加えて、
感染が
疑われる
場合は
医療機関を
早めに
受診するよう
呼びかけています。
東京都によりますと、
今月27
日までの
1週間に
都内の415の
医療機関から
報告されたインフルエンザの
患者数は、
1つの
医療機関当たり64.18
人となり、
前の
週より10
人以上増えました。
これは、統計を取り始めた平成11年以降では、去年1月の54.10人を上回ってこれまでで最も多くなりました。これまでに検出されたウイルスを分析したところ、10年前に「新型インフルエンザ」として世界的に流行した「H1N1型」が全体のおよそ70%を占めているということです。
都はインフルエンザの流行を受けて、すでに今月17日、「流行警報」を発表していて、こまめな手洗いなどの対策の徹底に加えて、感染が疑われる場合は医療機関を早めに受診するよう呼びかけています。
関東 ほかの4県でも過去最多に
このほか関東地方では、1医療機関当たりのインフルエンザの患者数が
▽埼玉県内で84.09人、▽千葉県内で73人、▽栃木県内で67人となり、いずれも統計を取り始めた平成11年以降、2週連続で過去最多を更新したほか、▽神奈川県内でも67.94人と、平成11年以降、過去最多になりました。