情報提供を呼びかけているのは、ニュージーランドの国立の海洋研究機関で、5日、ツイッターに「ヒョウアザラシのふんから見つかった意外なモノ、USBメモリーの持ち主を探しています」と投稿しました。
この研究機関によりますと、おととし11月、ヒョウアザラシの健康状態などを研究するためにふんを採取し、最近になって冷凍保管していた1つを解凍したところ、中からUSBメモリーが出てきたということです。
USBメモリーには、撮影者がシーカヤックを楽しみながら浅瀬で遊ぶアシカの親子を撮影した動画や、砂浜に横たわるアシカの写真が多数保存されているということで、研究機関は動画を公表することで、撮影者の手元に戻ることに期待を寄せています。
一方で、研究機関はアザラシの生態を調査していることもあり、「南極に生息する動物の体内で、こうしたプラスチックが見つかったことは、とても心配だ」と話しています。