アフリカの西側にあるリベリアやギニアなどでは、エボラ出血熱という病気になる人が増えています。今までに3400人以上がエボラ出血熱になったり、なった可能性があったりして亡くなっています。
フランス人の看護師の女性は、リベリアでエボラ出血熱になって、フランスの病院に入院しました。病院は日本の富山化学工業が作った「ファビピラビル」という薬を使いました。
この薬はエボラ出血熱を治すための薬ではありませんが、ほかの薬と一緒に使ってみました。
フランスの政府は4日、この女性がよくなって退院したと発表しました。しかし、この薬で治ったのかどうかは言っていません。
フランスの医者などのチームは来月、「ファビピラビル」をギニアでエボラ出血熱の人に使ってみる予定です。