中国の北京市と近くの天津市などでは、8日から大気汚染がとてもひどくなっています。北京市の中は霧が出たように白くなっていて、100mぐらい先のビルもよく見えません。
北京市では、PM2.5という空気を汚す物質が1㎥に400マイクログラム(=0.0004g)以上になったときもあって、大気汚染はいちばん悪いレベルになりました。
北京市は警報を出して、お年寄りや子どもなどにできるだけ外に出ないように言っています。そして、走っている車を少なくするために、高速道路の一部を閉めました。工事をしている場所や工場には、汚れた煙やすすなどを出さないように言っています。
中国の環境省は、風が弱かったり、秋になって農家がとうもろこしの皮などを燃やし始めたりしたことも大気汚染の原因になっていると言っています。