東京電力福島第一原子力発電所の2号機の海側で13日に取った地下水からとても高い濃度の放射性物質(=放射線を出す物質)が見つかりました。濃度は1Lに25万1000ベクレルで、4日前に同じ場所で調べた地下水の3倍以上でした。今まででいちばん高い濃度です。
この原子力発電所では3年前の事故のあと、高い濃度の放射性物質が入った水が地下のトンネルに流れてきました。その水は地下の土に出ています。東京電力は、6日に台風が通ったため雨がたくさん降って、土の中の放射性物質が地下水に流れてきたと考えています。
東京電力は、これからも雨がたくさん降ると、高い濃度の放射性物質が流れてくる可能性があると言っています。このため、地下のトンネルの近くの3つの場所で地下水の検査をしばらくの間、毎日行うことにしています。