長野県と岐阜県の間にある御嶽山は9月27日に噴火して、山にいた56人が亡くなりました。
16日、行方不明になっている7人を見つけるために、自衛隊や警察、消防などが約1900人で山の頂上の近くをもう一度探しました。しかし、倒れて動かなくなっている人などを見つけることはできませんでした。
御嶽山はこれから冬になって、たくさん雪が降ります。長野県の阿部知事は16日の夜、「雪や氷で探すことが難しくなっているので、ことしは探すことを中止します。帰ってくるのを待っている家族がいるのに、本当に残念です」と話しました。
長野県は来年の春になったら、また探し始めたいと言っています。噴火の危険や、雪が少なくなったかなどを調べて、いつから探し始めるか決めることにしています。