災害があると、県や市などは「防災行政無線」を使っていろいろな情報を放送します。総務省消防庁は、防災行政無線のスピーカーがあるかどうか47の火山を調べました。スピーカーがないと、噴火の危険などが山にいる人にはわかりません。
世界遺産の富士山など31の火山にはスピーカーがありませんでした。スピーカーがある16の火山でも、山に登る道と頂上の両方にある火山は熊本県の阿蘇山など5つだけでした。
噴火したことなどをすぐ携帯電話に知らせる「緊急速報メール」についても調べました。頂上の近くのどこにいてもこのメールが来ることがわかった火山は、富士山や箱根山など10だけでした。
総務省消防庁は、山に登る人の安全について考えていくことにしています。