アメリカのバイデン
大統領は、
就任後初めてと
なる日本と
韓国への
訪問に
向けて、19
日、
首都ワシントンを
出発します。
日本では、
岸田総理大臣と
首脳会談を
行うほか、
日米豪印の4
か国の
枠組み、クアッドの
首脳会合にも
出席する
予定で、ウクライナ
情勢への
対応を
迫られる
中でも、
中国を
念頭に、インド
太平洋地域への
関与を
深める姿勢に
変わりはないと
強調したい
考えです。
バイデン大統領は日本と韓国を訪問するため、19日、首都ワシントンを出発します。
バイデン大統領が日韓両国を訪れるのは、就任後初めてです。
バイデン大統領は日本滞在中、
▼岸田総理大臣との首脳会談に臨むほか、
▼日米両国にオーストラリアとインドを加えた4か国の枠組み、クアッドの首脳会合に出席することになっています。
また、影響力を増す中国への対抗を念頭においたIPEF(アイペフ)=インド太平洋経済枠組みの立ち上げに向けた協議の開始も表明する見通しです。
このほか、日本に先立って訪れる韓国では、今月就任したユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と初めての首脳会談を行う予定で、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応などについて意見を交わすものとみられます。
今回の訪問についてホワイトハウスは声明で「自由で開かれたインド太平洋と日韓両国との同盟関係に対する揺るぎない決意を、さらに前に進めるものだ」と意義を強調しています。
バイデン大統領は、先週開かれたASEAN=東南アジア諸国連合との首脳会議に続いて、日韓両国を訪問することで、ウクライナ情勢をめぐって対応を迫られる中でも、中国を念頭に、インド太平洋地域への関与を深める姿勢に変わりはないことを強調したい考えです。