魚を
運ぶ際に
使われる
発泡スチロールは、
石油から
作られていることから
原油価格高騰の
影響を
受けていて、
東京 江東区に
ある豊洲市場の
仲卸業者組合によりますと
仕入れ価格が
半年で3
割から4
割値上がりしているということです。
値上がりへの対策として、都内のスーパーや百貨店などに魚を卸している仲卸業者の「山治」では比較的きれいな発泡スチロールは再利用していて、店の倉庫には再利用するために洗った発泡スチロールが山積みされていました。
また、仕入れに訪れる客にも協力を呼びかけていて、これまでは、魚の種類ごとに発泡スチロールを別々にしていたものを1つにまとめてもらい、使われる発泡スチロールの量を減らしているということです。
この仲卸業者では、発泡スチロールや袋などこん包資材の費用が現在1か月当たりおよそ400万円ですが、来月以降は500万円ほどまでさらに高騰する見通しだということで、8月のお盆明けからは魚の価格に転嫁し、値上げせざるをえなくなる可能性があるとしています。
「
山治」の
山崎康弘社長は「すでに
今の
魚の
価格が
高いため
急には
転嫁できず、
消費者に
直結する
仲卸業者が
我慢をしている
状況だ。すべての
資材が
値上げする
中、
全国の
仲卸業者が
苦しんでいて
手に
負えなくなっている。
今後、
価格に
転嫁することで
魚離れが
進むことを
いちばん危惧している」と
話していました。
こん包資材販売会社「みんなで知恵をしぼる必要」
豊洲市場の
仲卸業者などに
水産物の
こん包資材を
販売する「
東京魚類容器」によりますと、
魚を
運ぶための
発泡スチロールや
袋など
取り扱う製品およそ1200
種類の
うち8
割から9
割の
製品が
去年から
値上がりしているということです。
このうち、売り上げの3割を占める発泡スチロールは、すでに10%から20%上がっていて、ことしの夏ごろに再び値上げを通知しているメーカーもあるということです。
また、魚を入れる袋はことし3月と今月の2度相次いで値上げしていて、これだけ短い期間で値上げが続くのは過去15年でみても初めてだということです。
このため発泡スチロールのサイズを小さいものにしたり、袋の厚さを薄いものに切り替えたりする仲卸業者もあるということです。
東京魚類容器の原周作代表取締役は「魚の価格に転嫁すると肉などの食材との競争になり消費者が離れかねない。業者や漁師などの利益を守っていないと水産業自体が衰退していきかねない。将来、事業を継続していくためにみんなで知恵をしぼる必要がある」と話していました。
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N2
Source: NHK
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