建物の
解体工事で
出た
産業廃棄物を
許可のない
業者に
処分させた
などとして、
東京 江戸川区の
解体業者の
社長ら5
人が
廃棄物処理法違反の
疑いで
逮捕されました。
廃棄物は
最終的に
千葉県内の
土地の
整地に
使われていたということで、
警視庁が
詳しいいきさつを
調べています。
逮捕されたのは、東京 江戸川区の解体業「酒井興業」の社長、酒井林太郎容疑者(57)と、千葉県市川市の廃棄物処理の仲介業者、中野幸男容疑者(62)ら、5人です。
警視庁によりますと、酒井容疑者は、ことし8月、建物の解体工事で出たガラスやコンクリートのくずなどの産業廃棄物およそ35トンの処分を、許可のない中野容疑者に委託したなどとして、廃棄物処理法違反の疑いが持たれています。
廃棄物は市川市の土地にまとめて保管され、実際の処分はさらに別の業者に委託されて保管場所から運び出されていたということです。
おととし5月から2年余りにわたって同様の委託を繰り返し、およそ5400トンを違法に処分していたとみられるということです。
調べに対し、社長は容疑を認め、仲介業者は「受注したのは許可がいらない土だと思っていた」などと容疑を否認しているということです。
廃棄物は最終的に千葉県内の土地の整地に使われていたということで、警視庁が詳しく調べています。