現職と
新人の
2人の
争いとなった
熊本県知事選挙は、
現職の
蒲島郁夫氏が、
4回目の
当選を
果たしました。
熊本県知事選挙の
開票結果です。
▽蒲島郁夫、無所属・現。当選。43万7133票。
▽幸山政史、無所属・新。21万6569票。
現職の蒲島氏が、社民党熊本県連合が支持した元熊本市長の幸山氏を抑え、4回目の当選を果たしました。
蒲島氏は、熊本県山鹿市出身の73歳。農協職員や東京大学教授などを経て、平成20年の熊本県知事選挙で初当選しました。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、蒲島氏は、知事としての対応に専念するとして、街頭での活動や集会などは行いませんでした。
一方で、選挙期間中、ホームページでメッセージを発信し、熊本地震からの復興をスピーディーに進めてきたなどと、これまでの実績を強調するとともに、空港アクセス鉄道の整備などの地域活性化に取り組むと訴えました。
そして、自民党や公明党の地方組織の支援に加え、連合熊本の推薦も受けるなどして、幅広い支持を集めました。
蒲島氏は、「今回の選挙は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での特別な選挙だった。ずいぶん迷ったが、熊本県の知事として新型コロナウイルスに対する闘いだけに専念すべきだと決断した。次の4年間、最高の力を発揮して熊本と熊本県民のために尽くしたい」と述べました。