「アマデウス」
などの
映画でアカデミー
賞の
監督賞を
2度受賞したミロス・フォアマン
さんが
亡くなりました。
86歳でした。ミロス・フォアマン
さんは、
1932年に
旧チェコスロバキア
中部のチャースラフで
生まれ、
第2次世界大戦中に
両親をナチスの
強制収容所で
亡くしたあと、プラハに
ある国立映画学校で
学び
映画の
製作を
始めました。
そして、1968年に旧チェコスロバキアで起こった民主化運動、「プラハの春」に参加し、弾圧を受けると、アメリカに移住して、1977年には市民権を獲得しました。
フォアマンさんは1975年に公開された映画「カッコーの巣の上で」で、精神科の病院の管理の在り方に反発して闘う、男性患者の姿を描き、アカデミー賞で監督賞などを受賞しました。
また、1984年に公開された映画「アマデウス」では、モーツァルトを妬む音楽家の視点でモーツァルトの人物像に迫り、2度目となるアカデミー賞の監督賞を受賞しました。
フォアマンさんは14日、自宅があるコネティカット州の病院で家族に見守られながら、亡くなったとAFP通信は伝えています。86歳でした。