中国の
無人機とみられる
機体が
今月10日、
沖縄県の
尖閣諸島の
北およそ160キロで
確認され、
自衛隊機がスクランブル=
緊急発進していたことがわかりました。
領空侵犯はありませんでしたが、
防衛省は
中国が
何らかの
訓練か
情報収集を
行っていた
可能性があるとして
分析を
進めています。
防衛省によりますと、
今月10日の
午後、
国籍不明の
機体が
日中中間線を
越えて
南下し、
尖閣諸島の
方向に
飛行してきたため、
航空自衛隊の
戦闘機がスクランブル=
緊急発進しました。
撮影した写真から、この機体は「BZK005」型という全長およそ11メートル、幅およそ18メートルの中国の無人機と推定され、長距離の偵察や監視活動に使われています。
機体は尖閣諸島の北およそ160キロまで飛行したあとUターンし、中国大陸の方向に北上したということで、領空侵犯はありませんでした。
尖閣諸島の周辺では、この機体と形状の似た無人機が5年前の平成25年9月にも島の北およそ100キロで確認され、去年5月には尖閣諸島沖の日本の領海に侵入した中国海警局の船の近くで小型無人機のドローンのようなものが飛行したのが確認されています。
防衛省は、中国が何らかの訓練か情報収集を行っていた可能性があるとして分析を進めています。