「
森友学園」に
国有地が
8億円余り値引きされて
売却された
問題で、
財務省がすでに「
破棄した」と
説明してきた
学園側と
財務省側との
大量の
交渉記録が
残っていたことがわかりました。
財務省は
交渉記録を
近く国会に
提出する
方向で
調整しています。「
森友学園」への
国有地売却をめぐる
学園側との
交渉記録について、
財務省の
佐川前理財局長は
去年の
国会で、「すでに
破棄したため、
残っていない」と
答弁してきました。
しかし、関係者によりますと森友学園側と近畿財務局の担当者らとの間で行われた交渉記録が残っていることがわかったということです。
交渉記録は、土地の貸付や売却をめぐる交渉が行われていた当時のもので、数百ページに上り、籠池泰典前理事長と近畿財務局との間で行われた交渉の詳しいやり取りもあるということです。
財務省は、近く交渉記録を国会に提出する方向で調整していますが、「破棄した」と答弁してきた記録が残っていたことで、当時の答弁の整合性が問われることになりそうです。
交渉記録について、財務省の太田理財局長は11日の衆議院の財務金融委員会で「職員の手控えのようなものがないか調査し、速やかに国会に報告したい」という考えを示しています。