熊本空港を
離陸した
日本航空の
旅客機から
エンジン内部の
部品が
落下し、
建物や
車に
被害が
出た
トラブルで、
会社が
同型のエンジンを
緊急点検した
結果、
1台のエンジンの
別の
部品に
不具合が
見つかったことがわかりました。
今月24日、
日本航空の
旅客機が
熊本空港を
離陸直後に
エンジンの
内部が
破損し、
多数の
金属片が
落下して
周辺の
建物や
車に
被害が
出た
トラブルでは、エンジン
内部に
あるタービンのブレードと
呼ばれる
金属製の
羽根が
破損していました。
このため日本航空は、保有する同型のエンジン69台の緊急点検を行い、30日までにすべての点検を終えました。その結果、1台のエンジンでタービンにある別の部品に不具合が見つかり、交換することになりました。ただ、いずれのエンジンもブレードに異常はなく、日本航空は今回見つかった不具合がトラブルにつながった可能性は低いと見ています。
また、トラブルを起こしたエンジンについては、国の運輸安全委員会の調査でタービンに7段あるブレードのうち、前から2段目以降が広範囲にわたって破損していたことがわかりました。運輸安全委員会は今後、メーカーの協力を得てエンジンの分解調査を行うなどして、詳しい原因の究明を進めることにしています。