アメリカの
研究グループは
今月、
撮影した
衛星写真から
北朝鮮の
核施設で
煙が
確認された
などとする
分析結果を
公表しました。
使用済み
核燃料の
再処理の
準備に
向けた
動きの
可能性もあると
指摘しています。
北朝鮮の
動向を
分析している
アメリカの
研究グループは
30日、
今月6日に
北朝鮮のニョンビョン(
寧辺)に
ある核施設を
上空から
撮影した
最新の
衛星写真の
分析結果を
公表しました。
それによりますと、この施設にある建物の煙突から煙が立ち上っているほか、石炭の貯蔵容器が整備されている様子などが確認できるとしています。
そのうえで、これらの動きはこれまでの例ではプルトニウムの抽出につながる使用済み核燃料の再処理の兆候だったとして、初期段階の準備に向けた動きの可能性もあると指摘しています。
一方で過去の再処理の準備の際には見られていた専用の車両が今回は見当たらないとして、実際に再処理の準備かどうかははっきりしないともしています。
研究グループでは、北朝鮮がこの施設で去年から原子炉を再稼働させた可能性があると分析していて、ことし2月に撮影された衛星写真の分析結果でもプルトニウムの生産が再開された可能性もあると指摘していました。