ブラジルを
公式訪問している
秋篠宮ご
夫妻の
長女の
眞子さまが、
日本の
皇室としては
初めて、アマゾン
地域のトメアスを
訪れ、
日系開拓者の
慰霊碑に
花を
捧げた
ほか、
現地の
日系人が
経営する
農園などを
見学されました。
眞子さまは27
日、ブラジルのアマゾン
地域の
都市トメアスに
到着されました。
日本の皇室として、トメアスを訪問されたのは眞子さまが初めてで、町には「ようこそ」などと書かれた看板が数多く掲げられていました。
トメアスはアマゾン地域の奥地にあり、自然環境も厳しいことから、多くの日系人が病気などに苦しみ、移住に最も苦労した地域の一つと言われています。
眞子さまははじめに、日系開拓者ら900人余りが眠るトメアスの墓地を訪ねられました。
眞子さまは、案内した人と「日本人のお墓が、こんなに多くあるんですね」などとことばを交わしたあと、墓地の中央に設けられた慰霊碑に花を捧げられました。
また、現地の日系人が経営する農園も見学し、アマゾン地域で日本人が栽培している豊富なフルーツや、今では日本にもチョコレートの原料として輸出されているカカオなどについて説明を受けられていました。
眞子さまは、地元の日本人移住者が主催する歓迎式典にも出席されました。
眞子さまが壇上で、「先ほど開拓者の慰霊碑に献花し開拓に力を尽くされた方々に思いをはせました。両国の架け橋となってきた皆様に心より敬意を表します」とあいさつされると、会場に詰めかけた人たちから盛んな拍手が送られていました。