世代を
超えて
読み
継がれている
人気児童書『ズッコケ
三人組』
シリーズの40
周年を
記念したイベントが
東京・
渋谷で
開かれ、
作者の
那須正幹さんも
参加して
作品への
思いを
語りました。『ズッコケ
三人組』は、
小学6年の
3人の
男の子が
活躍する
児童書のシリーズで、
昭和53
年から
刊行された
全50
巻の
累計発行部数は2300
万部と、
世代を
超えて
読み
継がれるベストセラ-となりました。
5日、東京・渋谷でシリーズの40周年を記念したイベントが開かれ、作者の那須正幹さんのほか、ファン代表として、ことしの本屋大賞を受賞した作家の辻村深月さんも参加しました。
2人のトークでは、辻村さんが「大人が子どもに対して決して見くびらずに接するところが魅力で、小説を書いていてもその姿勢は強く意識しています」と影響を語り、那須さんは「当時の児童文学へのアンチテーゼも込めたシリーズだった」と思いを語りました。
また、ファンによる全作品の人気投票の結果が発表され、3人組がお弁当販売の会社を立ち上げる「うわさのズッコケ株式会社」が1位に選ばれました。
このほか、読者がお気に入りの作品の魅力を語る企画なども行われ、幅広い年代のファンでにぎわっていました。
44歳の男性は「どこにでもいそうな子どもが主人公で、冒険や事件を追体験できるのが魅力だと思います」と話していました。