戦時中の
広島を
舞台にしたアニメーション
映画のヒット
作品「
この世界の
片隅に」の
興行収入の
一部が、
西日本豪雨の
義援金に
充てられることになり、
主人公の
声を
担当した
女優の「のん」
さんなどが
広島県庁を
訪れ
湯崎英彦知事に
義援金を
贈呈しました。「
この世界の
片隅に」は
広島市出身の
漫画家、
こうの
史代さんの
漫画が
原作で、
原爆が
投下される
前後の
広島や
呉を
舞台に、ひたむきに
生きた
人々の
姿を
描きおととし公開され、ヒットしました。
興行収入の一部が西日本豪雨の義援金に充てられることになり、主人公の女性の声を担当した女優の「のん」さんと監督の片渕須直さんなどが、広島県庁を訪れ義援金の目録を湯崎知事に贈りました。
湯崎知事は「今回の災害は、舞台になった呉市も大きな被害を受けました。呉の人たちはもちろん、県民も勇気づけられます。ありがとうございます」と感謝のことばを述べました。
これに対し片渕さんは「広島の人たちは私たちにとって大切な人たちなので、役に立てばという思いです」と話していました。
広島県によりますと、義援金は、県や被災した市町などで作る委員会で配分され、被災者へ贈られるということです。
のんさんは「お世話になった広島が大きな被害を受けて、衝撃を受けています。皆さんに元気を届けられればという思いです」と話していました。