理稀くんは今月12日に周防大島町にある母親の実家を訪れ、祖父などと近くの海岸に行くため家を出ましたが、1人で家の方向に引き返したあと、行方がわからなくなっていました。
警察は理稀くんの顔写真を公開して情報の提供を呼びかけるとともに、消防などと合わせておよそ150人の態勢で捜索を続けていました。
そして、15日朝午前7時ごろ、大分県から来てボランティアで捜索を行っていたという男性が「現場近くの山の中で男の子を見つけた」と言って警察に引き渡し、祖母が理稀くんと確認したということです。
理稀くんは病院に運ばれましたがこれまでのところ目立ったけがはなく、受け答えができる状態だということです。
警察は男性から発見時の状況などについて詳しく話を聞いています。
見つかったのは山口県防府市の藤本理稀くん(2)です。
理稀くんは今月12日に周防大島町にある母親の実家を訪れ、祖父などと近くの海岸に行くため家を出ましたが、1人で家の方向に引き返したあと、行方がわからなくなっていました。
警察は理稀くんの顔写真を公開して情報の提供を呼びかけるとともに、消防などと合わせておよそ150人の態勢で捜索を続けていました。
そして、15日朝午前7時ごろ、大分県から来てボランティアで捜索を行っていたという男性が「現場近くの山の中で男の子を見つけた」と言って警察に引き渡し、祖母が理稀くんと確認したということです。
理稀くんは病院に運ばれましたがこれまでのところ目立ったけがはなく、受け答えができる状態だということです。
警察は男性から発見時の状況などについて詳しく話を聞いています。
発見までの経緯
理稀くんの行方が分からなくなったのは今月12日でした。
理稀くんは、母親やきょうだいと防府市から周防大島町の海岸に近い母方の実家に遊びに来ていて、祖父と3歳の兄と3人で、400メートルほど離れた海岸に遊びに行くため歩いて家を出ましたが、100メートルほどのところで、「帰る」と言い出したため、祖父は1人で家に帰らせたということです。
祖父は理稀くんが家の前まで歩いて行く姿を見ていましたが、その後、家に入るところまでは確認せず、海岸に向かいました。
その後、まもなく母親が家を出て、海岸に続く道中で祖父たちに追いついた際、理稀くんが家に戻っていないことがわかりました。
警察は消防や地元の人たちとともにおよそ150人態勢で捜索を続け、13日には顔写真を公開して情報の提供を呼びかけていました。
さらに14日は自治会のスピーカーを使って、母親が「よっちゃん、よっちゃん、みんな待っているから出ておいで」と何度も呼びかけていました。
そして15日午前7時ごろ、大分県から来てボランティアで捜索を行っていた男性が実家の北東にある山の中で男の子を見つけ、祖母が理稀くんであることを確認しました。
発見時の状況
山口県警察本部によりますと、15日午前6時半ごろ、大分県から捜索のボランティアとして参加していた70代の男性が母方の実家近くの山の中の沢で理稀くんがしゃがんでいるのを見つけたということです。
男性が「理稀ちゃん」と話しかけると「おじちゃん」と答え、あめを渡すとかみ砕いて元気よく食べたということです。
服装は行方が分からなくなった時と同じでしたが、はだしで、男性が理稀くんをタオルに包んで抱きかかえ、午前7時ごろ捜索中の機動隊員に引き渡したということです。