北朝鮮のキム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長が
重篤な
状態になっているという
情報が
あると
メディアが
伝えるなど各国が
健康状態を
注視しています。こうした
中、アメリカの
研究グループは、キム
委員長の
特別列車とみられる
車両が、
北朝鮮東部の
別荘近くに
停車しているとする
衛星写真の
分析結果を
公表し、キム
委員長が
滞在していることを
示唆しているという
見方を
示しました。
アメリカの
研究グループ「38ノース」は25
日、
北朝鮮東部ウォンサン(
元山)に
あるキム・ジョンウン
朝鮮労働党委員長の
別荘だとする
施設周辺の
最新の
衛星写真の
分析結果を
公表しました。
それによりますと、今月21日と23日に別荘の近くにある鉄道の駅を撮影した写真に、今月15日にはなかったおよそ250メートルの列車が停車しているのが確認できるとしています。
分析を行ったジェニー・タウン氏はNHKの取材に対し、「この駅はキム委員長だけのための駅で、一般の人は利用できない。写っているのはキム委員長の特別列車の可能性が高い」と述べ、キム委員長が別荘に滞在していることを示唆しているという見方を示しています。
キム委員長は、2週間近く動静が途絶えていて、アメリカのCNNテレビが重篤な状態になっているという情報があると報じましたが、トランプ大統領は、「不正確な報道だ」と述べました。
一方、韓国では、キム委員長がウォンサンに滞在しているのではないかという観測も出るなど、各国が健康状態を注視しています。