ゴーン
前会長の
弁護を
担当する
弘中惇一郎弁護士は、
4日午後、
前会長と
接見したあと
会見を
開き、
検察の
捜査を
批判しました。
この中で、
弘中弁護士は「ゴーン
前会長は
容疑について
きっぱりと
否定している。
先月、
裁判所から
保釈を
許され、
一連の
事件で
証拠隠滅や
逃亡の
おそれが
無いことは
確認されている。
通常であれば
追起訴すれば
済むことであり、
強く
抗議したい」と
述べました。
また、再逮捕の際にゴーン前会長の携帯電話や、裁判に向けて準備していた書類、それにノートや日記が検察に押収されたことを明らかにし、「防御権の侵害だ。文明国としてあってはならない暴挙だ」と強く批判しました。
検察はゴーン前会長の妻、キャロル・ゴーンさんのパスポートや携帯電話も押収したということで、弘中弁護士は「容疑者でないにもかかわらず、押収することが許されるのか。プライベートの内容が含まれているため、一切閲覧しないように検察に申し入れた。奥さんも大変なショックを受けていた」と述べました。
また、今月11日にゴーン前会長が記者会見を開く予定だったことについて、「検察が再逮捕してくることもありうると思っていたので、ゴーン前会長はすでに11日の記者会見で言うべきことは最低限、動画で記録している」と述べ、ゴーン前会長の声明を公開する予定があることを明らかにしました。