アメリカと
中国の
貿易摩擦の
解消を
目指してワシントンで
行われていた
閣僚級の
交渉は
5日に
終了しましたが、
交渉はさらに
継続されることになりました。
トランプ大統領は「
合意できるか
どうか
予断は
持ちたくない」と
述べ、
交渉が
難航していることをうかがわせています。
ワシントンで行われていた米中の貿易問題をめぐる閣僚級の交渉は5日までの3日間で終了しました。
ホワイトハウスは「進展はあったものの、重要な作業が残っている」との声明を発表し、交渉は合意に至らず、なおも継続されることを明らかにしました。
交渉の焦点になっているのは、アメリカが中国からの輸入品に高い関税をかけている制裁措置をいつ解除するかです。
アメリカは、中国が知的財産権を保護するなどの約束を守ることを確かめるまで制裁を続けると主張し、中国はこれに反発しています。
トランプ大統領は5日、記者団に対して「合意できるかどうか予断は持ちたくない」と述べ、交渉が難航していることをうかがわせています。
トランプ大統領は株価への影響を懸念して中国との決定的な対立を避ける姿勢を示してきていることから、交渉のこれ以上の長期化を避けるため、次にどのような手を打ってくるのかが注目されています。