韓国のムン・ジェイン(
文在寅)
大統領は、
北朝鮮のキム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長が
3回目の
米朝首脳会談への
意欲を
示したことを
歓迎したうえで「
南北首脳会談を
本格的に
準備、
推進するときだ」と
述べ、
去年9月以来と
なる南北首脳会談の
早期開催を
目指す考えを
強調しました。
韓国のムン・ジェイン
大統領は、15
日、
大統領府で
会議を
開き、
北朝鮮のキム・ジョンウン
委員長が
今月12
日に
最高人民会議で
行った
演説で「
トランプ大統領との
個人的な
関係はすばらしい」と
述べ、
3回目の
米朝首脳会談への
意欲を
示したことについて「キム
委員長の
変わりない
意志を
高く
評価する」として
歓迎しました。
そのうえで、ムン大統領は「南北首脳会談を本格的に準備、推進するときだ。場所や形式を問わず、具体的かつ実質的な議論ができるよう望んでいる」と述べ、米朝対話の勢いを維持するため、去年9月以来となる南北首脳会談の早期開催を目指す考えを強調しました。
しかし、今月11日の米韓首脳会談では、ムン大統領が前向きな姿勢を示す南北の経済協力について、トランプ大統領は「いまは適当な時期ではない」として、現状の制裁を維持する立場を崩しませんでした。
また、12日の演説の中で、キム委員長は韓国の対米姿勢について、「差し出がましい『仲介者』や『促進者』としてふるまうのではなく、民族の利益を守る当事者になるべきだ」と批判したばかりで、北朝鮮が南北首脳会談に応じるのかは不透明です。