高野連=
日本高校野球連盟はことしの
夏の
全国高校野球に
向けて、
甲子園球場のエアコンの
増設や
応援団用の
休憩所の
設置など、
熱中症対策を
強化することになりました。
記録的な
暑さの
中で
行われた
去年夏の
甲子園では、
開会式で
初めて参加した
選手全員に
飲み物を
携帯させたうえで、
式の
途中に
水分補給の
時間を
設けた
ほか、アルプススタンドの
応援団には
霧吹き
器を
貸し出して
水を
散布する
などの
対策が
取られました。
そして、ことしの大会に向けて高野連は17日、運営委員会を開き、熱中症対策を強化することを決めました。
新たな対策では球場側がおよそ7000万円をかけて場内通路にエアコンを28台増設したほか、12か所ある入場門に扇風機を設置しました。
さらに大会期間中は、入場門の前で待機する応援団のために大型テントや持ち運びができる扇風機を設置したり、アルプススタンドの奥に冷房を備えた休憩所を設けたりすることが盛り込まれています。
高野連の竹中雅彦事務局長は「甲子園球場にも協力していただき、感謝している。去年以上の対策が必要だと考えているので、今後も状況を見てさらなる対策を取りたい」と話しています。
ことしの夏の甲子園は8月6日に開幕し、休養日も含めて16日間の日程で行われます。