Japanese News: ノートルダム大聖堂５年以内の再建イコモス会長が「違和感」

ノートルダム大だい聖堂せいどう５ご年ねん以内いないの再建さいけんイコモス会長かいちょうが「違和感いわかん」

Apr 27, 2019 06:04

Furigana

大だい規模きぼな火災かさいが起おきたフランスの世界せかい遺産いさん、ノートルダム大だい聖堂せいどうについて、ユネスコの諮問しもん機関きかん「イコモス」の会長かいちょうがＮＨＫえぬえいちけいの取材しゅざいに応おうじ、５ご年ねん以内いないに大だい聖堂せいどうを再建さいけんするとしている政府せいふの方針ほうしんについて「違和感いわかんがある」と述のべ、被害ひがいを専門せんもん的てきに調査ちょうさしたうえで再建さいけん期間きかんを決きめるべきだという考かんがえを示しめしました。パリ中心ちゅうしん部ぶにある世界せかい遺産いさんのノートルダム大だい聖堂せいどうは今月こんげつ15日にちの火災かさいで、高たかさ90メートル余あまりのせん塔せんとうが焼け落やけおち、屋根やねの３さん分ぶんの２にが崩くずれる甚大じんだいな被害ひがいを受うけました。

これについて、世界せかい遺産いさん登録とうろくに向むけた調査ちょうさや勧告かんこくなどを行おこなうユネスコの諮問しもん機関きかん「イコモス」で、日本人にっぽんじんとして初はじめて会長かいちょうを務つとめる河野こうの俊行としゆき氏しが、26日にち、パリ近郊きんこうで、ＮＨＫえぬえいちけいのインタビューに応おうじました。

この中なかで、河野こうの会長かいちょうは、国際こくさい的てきなコンペでアイデアを募つのり、せん塔せんとうの再建さいけんを進すすめるフランス政府せいふの考かんがえについて「大だい聖堂せいどうはゴシック建築けんちくの代表だいひょう例れいとしての価値かちが評価ひょうかされ世界せかい遺産いさんになっている。新あたらしいものが付け加つけくわわることで価値かちが損そこなわれないか心配しんぱいだ」と述のべました。

また、５ご年ねん以内いないに大だい聖堂せいどうを再建さいけんするとしている政府せいふの方針ほうしんについて「現地げんち調査ちょうさを行おこない、再建さいけんに向むけて専門せんもん的てきな知見ちけんを集あつめるべきだ。５ご年ねんありきというのは違和感いわかんがある」と述のべ、被害ひがいの全体ぜんたい像ぞうを専門せんもん的てきに調査ちょうさしたうえで、再建さいけん期間きかんを決きめるべきだという考かんがえを示しめしました。